モートン・フェルドマン<抽象的な音>の冒険
モートン・フェルドマン<抽象的な音>の冒険を読み終えました。
まずすごい貴重な書籍です☺️
よくぞ出版して頂けました☺️
おそらくですが、失礼ながらそんなにセールスが期待できる本ではないと思うからです(スミマセン😅)ただかなりの年月を要した中身の濃い丁寧な本だと思います。
僕個人は音の特徴の一つこそアタックの噪音にあると思うのですが、フェルドマンは真逆で音そのものは余韻にあるという文言が面白いです。
よかったら読んでみてください😁
Steve Reich のPhase to Face [BD]
Steve Reich のPhase to Faceを久しぶりに見返しました。
ジャズドラムを習ってたというのは、なるほど〜と思います。
ライヒの音楽はズレを複合的に配置し立体感を持たせるカノンが一つのアイデアとしてあるのでしょう。
非常に面白いユニークな音楽なため影響を受けやすいので、注意が必要です😅
Amazon kindleで確か、ライヒのインタヴュー記事が500円!くらいで販売されていたと思いますが、ご興味がある方はこちらもお勧めです😁(→調べたら700円くらいになってました。。。😅)
ライヒも語っているようにライヒを模倣してもただの追従者か亜流になってしまうので、改めて自分のスタイル、自分の進むべき道を追求することの大切さを教えられます。
ライヒの音楽や思考に興味がある方は、良かったら!⬇️
Anthony Davis' X, The Life and Times of Malcolm X
最近よく聴いています。
あ、器楽曲じゃないですね😅
Anthony Davisと検索すると有名なバスケット選手が出てらっしゃいますが、作曲家の方のAnthony Davisです😅
これは大作オペラですが、リズムが面白いのと、所々現代的なジャズのラインが出てきてカッコイイです!
チャイコフスキーの和声法書籍ポイント
最近発売されたチャイコフスキーの和声法の書籍。
imslpで原書は知っておりましたが、日本語訳の書籍が出版されましたので
読んでみました。
主な特徴として、基本的なルールはほぼ芸大和声と同じなのですが、
特筆すべきは前半の型を学んだのち、自由な声部進行について言及されているところです。
この偶発的配置の柔軟性は非常に重要だと感じます☺️
あとは転調や、掛留音など和音外音の説明も良いですね。
増五度を含む和音(増三和音)の転調利用、増6の和音などもわかりやすく書かれています。
見せかけの和音という対訳も面白いです。
和声的装飾の章は、変奏アイデアとしても参考になります。
33章和声の規則からの逸脱も偽終止として、解釈の幅を広げてくれるでしょう。
最後に終止を持ってきているところは、うん?と思いましたが😅
作品の形式論に繋げたかった意味を深掘りすると、理解できます。
ただ課題の範例がついていないので独習者にとってはマイナスポイントかもしれません😅
総じて
芸大和声の復習や、補足的に並行して読む書籍として大変良いと思います☺️
出版に感謝ですね。
オススメするポピュラー音楽理論書籍
やはりオススメの書籍はこちらになります。
単元ごとに順を追って書かれており、体系的に学べます。
ポピュラー音楽理論と書かれていますが、ジャズ理論の導入としても良いと思います。
ワークブックにてアウトプットを行い、さらに楽器などで音を確認して感覚として
身につけていくのが良いと思います。
そして可能であれば、得た知識で作曲、創作すると尚良いでしょう☺️